「乙武洋匡氏の講演会を終えて・・・」こんなに引き込まれた講演会はこれまでにあったかな~というくらいこの一時間があっという間でした。特に印象に残ったお話・・・

*東京は世界でもバリアフリーが達成されている都市!!!

 それなのに車椅子の人達は外へ出ないのはなぜ?他者にお手伝いを頼みにくいし、困っていても人が寄ってこないという。なぜだろう日本人・・・優しい気持ちはあるのには、「意識」の問題ではあるが、乙武さんが言うように、「自己責任」と自ら線引きをしてしまうのでしょうか。もっとおせっかいになってもいいのにと思いました💦

*障がい者雇用において

 支援が必要な人に配慮を行うとこは、企業にとってコストでなく生産性が上がり収益になるというお話もしてくださいました。それと同時に実際に雇用する弊社は、彼らと一緒に働く事が我々の「意識」を変えていくわけで、障がい者雇用は彼らのためというよりは、地域を多様性のある住みやすい社会へと変えていくための契機になるんだよなーって思って聞かせて頂きました。

*三重苦と言われた→手がない、足がない、歩いたことがない

「乙武プロジェクト」~テクノロジーはバリアを超える~ あのビデオにも感動!彼が義足ではじめて歩いた時の彼の表情が忘れられない!!彼は全身をかけて訓練している。「歩きたい人達のために自分は頑張る、自分はこの車椅子が一番便利だけど、そんな彼らのためにテクノロジーをもっともっと進化させたい。」その広告塔になってもいい。選択肢を増やしたいという言葉が印象的でした。

*障がいがある事や生まれ落ちた境遇

「どんな境遇に産まれたかで人生が決まってしまう社会はおかしい、いろんな選択肢がある社会がいいに決まっているだから3年前政治家になろうと決意した・・・」納得です。

私がアフリカ支援をしている理由とまったく同じで、私だってアフリカに生まれ落ちていたら、貧困や紛争の中にいたんですから。彼らの責任ではないむしろそんな社会にしたのは優位にいる側が作った仕組みの中にいるからと・・・

*メルボルンに移住しなかった訳

この話も面白かった!結論を言えば自己実現をするために、いばらの道に戻って来たそうです(笑)あまりにも心地の良い環境は退屈なんだそうです。彼は世界37か国を旅して旅後半は自身の移住の場所を探して旅をしていたそうです。メルボルンは世界一住みやすい街であったけど3週間生活したら「面白くない!」って思い、日本に戻り多様性のある社会を目指し生きる事が、「夢に向かって歩み始めることで後悔しない唯一の道・・・」と考えるようになり帰国されたそうです。政治家になろうと志した時の思いに回帰された、自己実現は誰にとっても魂が喜びますよね!納得です。

**写真はご本人にお断りして掲載しております。変顔するって言ったのに私だけ💦

**ナミテテは作業所で作った野菜をパンに練りこみ、この日特別なパンを作って皆さんに食べて頂きました!